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東京リスマチックの環境配慮商材
『ecopaシリーズ』誕生の
ストーリー 編

東京リスマチックでは、『ecopaシリーズ』を展開しています。これは、環境に配慮したサイン&ディスプレイサービスのひとつです。ここでは『ecopaシリーズ』誕生秘話やサイン&ディスプレイ業界についてのストーリーをお話していきます。

  • 第1章
  • 第2章
  • 第3章
  • 第4章

第1章
『サイン&ディスプレイ業界を取り巻く環境について』

世界的に「SDGs(持続可能な開発目標)」が叫ばれているなか、各企業のSDGsへの取り組みが一層注目をされています。サイン&ディスプレイ業界はどうでしょうか。

「サイン&ディスプレイ業界」というものは塩ビやPET、アクリルといった環境に悪いとされる素材が多く使用される傾向にあります。そんなサイン&ディスプレイ業界ですが、かつて「エコブーム」があり、エコをキーワードにした商品を開発しようという動きが活発化した時期がありました。

ところで、皆さんが買い物をする時、「SDGs」「環境配慮」と言ったキーワードを意識して商品を選んでいますでしょうか。
エコな商品かどうかは二の次で、価格が安いからという理由で商品を選ぶことも少なくないと思います。企業も同様です。サイン&ディスプレイは広告に使用されることが多いサービスなので、環境に良いものを選びたいという想いはあるものの、価格を抑えたいと考える企業がほとんどです。「エコ素材」とされるものは一般的なものよりも価格が高いため需要が高まることはなく、エコブームは文字通りブームで終わってしまいました。

このように、高精細な印刷や耐久性にくわえて低価格であることが重要視されており、サイン&ディスプレイ業界において環境配慮に取り組むということは容易ではありません。

しかし一方、欧州では、サイン&ディスプレイ業界において環境に配慮しているかどうかを、商品を選ぶ基準として重視しています。国際的な展示会などに使用する商品などでは、規制が厳しくなる傾向にあります。また国内企業であっても、食品関連の展示会などでは環境に配慮した素材が選ばれています。国内市場の需要がすぐに大きく変わることは無さそうですが、今後、改めてサイン&ディスプレイ業界においても環境配慮について取り組むべきだと当社は考えています。

第2章
『ecopaシリーズ誕生』

東京リスマチックでは、2015年頃に環境に優しいラテックスインクのプリンターを導入するなど、環境に配慮した商品を取り入れようとしていたものの、2020年時点で表立った環境配慮型のサイン&ディスプレイサービスはありませんでした。しかし、ちょうど「SDGs」が叫ばれ始め世の中に浸透してきた頃だったこともあり、東京リスマチックの環境配慮型サービスを新リリースをしようという話が持ち上がりました。

そこで立ち上げに奔走したのがSDS深川で勤務しているSさんです。

2003年に東京リスマチックに中途で入社しました!
サイン&ディスプレイの生産現場でカッティングシートやパネル加工、インクジェット出力に従事し、工場長も経験した後、現在はサイン&ディスプレイサービス全般を推進するポジションで働いています!

Sさんは長年サイン&ディスプレイに携わってきたプロフェッショナル。日々業界誌などから情報を収集したり、仕入れ先とコミュニケーションを取っているので、リリースする材料を選別することはスムーズでした。

『ecopa』とは「ecology(自然環境保全)」と「performance(行う、実行、機能)」を掛け合わせた造語です。ecopaシリーズのリリースにあたってはどんな想いがあったのでしょうか。

会社の利益にすぐに結びつけることは難しいですが、企業の姿勢として環境に配慮した素材を扱うことが出来るようにしたいと前々から思っていたんです。そんななか、第一弾にあたる環境配慮に適したバナーを導入するという話がありました。
これをきっかけに、せっかくなら継続して商品を増やしていけるようシリーズ化しよう!と思いつきました。そこで、皆さんに覚えていただけるようなキャッチ―で分かりやすい名前にしてリリースしました。

そうして2021年9月に『ecopaシリーズ』が誕生したのです。

第3章
『ecopaシリーズ』

ecopaシリーズは現在、第5弾まで発売されています。簡単にご紹介します!

第一弾2021年9月

ecopaバナー・ecopaクロス

一般的な屋内外のサインに最も多く使用されている塩ビを使用しない、東京リスマチックオリジナルの環境配慮型インクジェット素材です。

第二弾2021年9月

ecopaボード 
段ボード・再プラボード

パネルというと、表面が紙で、芯材がプラスチックのスチレンボードが一般的ですが、そのスチレンボードに代わる商品が、段ボード・再プラボードです。段ボードは紙製なので可燃ごみとして廃棄が可能、再プラボードは芯材が再生プラスチックで出来ており、また紙面が剥がせるようにできているため分別して廃棄が可能な優れものです。

第三弾2022年2月

Recoボード

Recoボードを使用して製作、使用が終わった使用済みパネルを原料として再びRecoボードとして生まれ変わる、完全リサイクルスキームを実現したボード素材です。

第四弾2022年6月

ecopaテンションファブリック

100%リサイクルペットボトルを原料としたファブリック(布)を軽量アルミフレームに取り付けて使用するLEDスタンドです。単一素材であることはアップサイクルが出来るか否かに関わってくるので、環境配慮において非常に重要です。

第五弾2024年7月

ecopaバイオマス塩ビ/
バイオマスラミネート

塩ビやラミネートに使用される薬剤には、フタル酸が含まれていることが一般的です。しかし、近年ではフタル酸の人体への有害性が問題視されています。バイオマス塩ビはフタル酸の含まれていない植物由来の可塑剤・粘着剤を使用した、国内初の商業インクジェット用素材です。

第4章
『ecopaシリーズ 実例紹介』

最後に、ecopaシリーズを使った事例を紹介します!

第四弾のecopaテンションファブリックを使った販促ツールです。欧州ではサイネージとしてのLEDパネルが非常に人気で、エコな素材と組み合わせて売り出すことが定番であり、日本でもおなじように需要があるはずだと判断し、この商材を取り入れました。
前章で紹介したように、ecopaテンションファブリックは原料が100%再生プラスチックで出来ている、アップサイクル製品として非常に優秀な商材です。また、LEDフレームは誰でも簡単に取り付けることが出来て、キャンペーンごとの取り換えも簡単です。

そんなecopaテンションファブリックを使った販促ツールの事例を紹介します。サステナビリティの推進を掲げ自然環境に配慮したものづくりを続けていらっしゃる化粧品メーカー、株式会社アルビオン様の店頭販促ツールです。
株式会社アルビオン様は、全国各地の売り場で活用できる目立つ看板をお探しでした。そんな中、当社のHPに掲載していたecopaテンションファブリックを見てお問い合わせをいただきました。内照用で目立つだけでなく組立も簡単で、さらに環境に優しい素材であるということを気に入っていただき、およそ2年前から年に数回ご発注いただいております。また今では看板だけではなく、イベント開催時にスペース全体のデザインや施工までお手伝いさせていただいております。 環境配慮型商材がきっかけとなってご縁が繋がり、お客さまの販促活動をサポートすることが出来た事例です。

最後に、Sさんにサイン&ディスプレイサービスの今後の展望について伺いました。

今企画しているのは、バナーやクロス素材のさらなる改良です。また、外看板に使うような素材にも着手していきたいと考えています。
リサイクルやアップサイクルだけでなく、軽量化を目指して安全なものを。
外看板が落ちてしまうようなことが無いのが一番ですが、例えば災害など予期せぬ事態で落ちてしまったとしても、出来るだけ安全なものがいい。
誰にとっても優しいということは『環境配慮』の大事な要素なんです。

ecopaシリーズリリースからもうすぐ5年。
今後も東京リスマチックの、環境配慮型商材への取り組みは続きます。